英ボーダフォンがインドの携帯電話会社を買収

FujiSankei Business i.『英ボーダフォンの印携帯会社買収 シェア拡大は未知数』より

インドは2010年までに携帯電話加入者数が現在の3倍超の5億人に達する見込みの巨大市場だが、111億ドルに膨らんだハチソン・エッサールの買収額に加え、顧客単価の小さい。新興市場に傾注するボーダフォンの戦略の先行きには懸念の声もあがっている。

イギリスのボーダフォンがインドの携帯電話会社ハチソン・エッサールを111億ドル(約1兆3500億円)で買収しました。

ソフトバンクがボーダフォン日本法人を買収した金額が1兆7500億円だったので、だいたい同じくらいの規模なんですね。

インドの携帯加入者数はすでに約1億5000万人に達しているが、現在も月に約650万人のペースで増加。政府は10年までに5億人を超えると予測している。11億人近い総人口を考慮すれば世界屈指の市場に成長するのは間違いない。

おそらく、英ボーダフォンがソフトバンクにボーダフォン日本法人を売ってしまったのには、日本の携帯産業が成熟産業だからという理由があると思います。

成熟産業では、どんなにがんばってもシェアはあまり変わらないんですよね。

番号ポータビリティがありましたが、依然として、ドコモのシェアは50%あります。

そんな日本でムダな血を流すくらいなら、これから携帯市場が伸びる国で勝負したいという狙いがあったと思います。

そういう意味では、これからのインドは世界有数の携帯市場ですからね。

ただ、インドにもいくつか問題があるようです。

欧米諸国の多くで年間の携帯利用代金が平均で500ドルを超えるなか、インドはわずか110ドルで、月間では約9ドルにすぎない。

インドでは年間110ドルしか携帯を使っていないんですね。というか、もともとの料金が安いようです。

インドでは、日本とは比較にならないほど、莫大な顧客を抱えることによって、安価な料金体系を維持して利益を生み出していけるようですね。

つまり、ボーダフォンが主戦場としている欧米とは、市場環境が違うということになります。

だたし、英ボーダフォンのCEOってインド人なんですよね。

僕は先日放送されたNHKの「インドの衝撃」という番組で知ったのですが、英ボーダフォンのCEOアルン・サリーンはインドが誇るエリート大学IIT(インド工科大学)の卒業生です。

だから、インドのことはある程度分かっているでしょうし、コネもあるでしょう。

日本の携帯会社も、日本だけでなくインドなど、これから携帯産業が伸びる市場で勝負する会社が現れてもいいと思うこの頃です。。