Googleで「厚生労働省」「厚労省」と検索すると偽サイトが1位に

日経ネット『“偽サイト”が最上位に・グーグル、「厚労省」検索で』より

インターネットの検索サイト「グーグル」で「厚生労働省」と検索すると、検索結果の最上位に海外の別サイトのアドレスが表示される現象が起きていることが26日、分かった。検索結果の上位を奪われた形の同省は「安全面の問題はないが、原因は不明」と困惑。グーグルも調査を始めた。専門家は「検索サイトの信頼性を揺るがす問題」と指摘している。

今月25日夕方の段階でGoogleで「厚生労働省」「厚労省」といったキーワードで検索すると、台湾の翻訳機能を提供するサイトが1位に表示されたようですね。

25日「厚生労働省」での検索結果

25日「厚生労働省」での検索結果

25日「厚労省」での検索結果
25日「厚労省」での検索結果


厚労省は「利用者が見間違うおそれがある」としてグーグルに改善を依頼し、グーグルはミスを認め、同日夜から検索結果を改めたそうです。

このブログを書いている段階では下記のような検索結果になっています。

27日「厚生労働省」での検索結果
27日「厚生労働省」での検索結果

27日「厚労省」での検索結果
27日「厚労省」での検索結果

まだ、完全には改善されていないようですね。

「厚生労働省」で検索すると、厚生労働省のサイトは1位と2位に出てきますが、トップページが2位になっています。

また、「厚労省」で検索すると、厚生労働省のサイトは17位と18位に出てきますが、トップページではなく、「ハンセン病に関する情報ページ」「厚生労働省:「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬 …」といったタイトルのページが出てきます。

現在、厚生労働省のサイトでは赤字で目立つように下記のようなメッセージが表示されています。

厚生労働省のサイト

では、25日夕方に1位になっていたサイトはどんなサイトかというと、こんなサイトです。

偽サイト

まったく厚生労働省のサイトとコンテンツは同じです。

しかし、小さくて見づらいかもしれませんが、サイトのアドレスが「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/www.mhlw.go.jp」となっていますし、右上にレイヤーで変な画像がいくつか並んでいます。

右上の部分を拡大すると、

右上部分

となっています。「This page is translated by MojoLingo」とあるように翻訳サイトみたいですね。

右下の矢印ボタンをクリックすると、関連サイトと思われるサイトの紹介が出ます。

右上部分2

僕はこのアドレスの仕様がちょっと気になったので、試しに末尾の「www.mhlw.go.jp」の部分を「www.google.co.jp」に変更して「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/www. google.co.jp」としてみました。

すると、こんなページが表示されました。

www. google.co.jp

おっと、厚生労働省と同じように右上に翻訳サイトのレイヤーが表示されていますね。

では、次にパナソニックでやってみました。

「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/www.panasonic.co.jp」ですね。

www.panasonic.co.jp

やっぱり、右上に表示されますね。

では、当ブログでやってみましょう。

www.nextglobaljungle.com

はやり、表示されます。

どのサイトでも表示されるようですね。

だとしたら、なぜ厚生労働省のサイトだけでこんな現象が起きたのでしょうか?

で、ここで気になったのが、アドレスバーに表示されるfaviconですね。

なぜか、Yahoo!のアイコンが表示されています。

ためしに、末尾のアドレスを削除して「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/」にしてみると、Yahoo! Japanのページが表示されました。

Yahoo! Japan

では、「m2m-0000/」を削除して「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/」にすると、同様にYahoo! Japanのトップページが表示されます。

今後、「Yahoo」というキーワードで検索したら、Googleで「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/」が表示されないことを祈るばかりです。

試しに頭の「jp2jp」を削除して「http://mojolingo.xuite.net/」にすると、下記のような翻訳サイトが表示されます。

翻訳サイト

これが「MojoLingo」とかいう翻訳サイトのようですね。

ここまで来ると、「http://www.xuite.net/」を見たくなってしまいます。

こんなサイトが表示されました。

www.xuite.net

なんなんですかね?このサイト。

ちょっとした台湾のポータルサイトなのかな?

会員制のサイトにも見えますね。

ここで「なんで、翻訳サイトが1位に表示されたんだろう?」と思い、やっぱり一番最初に思い付くのは被リンクですね。

さっそくヤフーで「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/www.mhlw.go.jp」の被リンクをチェックしてみました。

Yahoo!被リンク

1件だけですね。でも、このgooブログは26日に書かれたブログなので、「http://jp2jp.mojolingo.xuite.net/m2m-0000/www.mhlw.go.jp」が1位に表示されていたので、間違えてリンクしちゃったのでしょう。

つまり、被リンクによる操作ではなさそうですね。

完全にGoogleのミステイクなのかもしれません。

まぁ、検索エンジンも完璧ではないですからね。アルゴリズムにゴミが溜まって積もり積もりとこんなこともあるのかもしれません。

どんな理由でこうなったのかは知りたいですが。

ちなみに、この現象により、25日の厚生労働省のサイトのアクセスは前に週に比べ、約6万件も減少したそうです。

たった1日で、しかもGoogleとGoogleが検索を提供しているポータルサイトだけなのに6万件ですか。。

Yahoo!も入れたら、厚生労働省のサイトの1日のアクセス数は10万超えなんでしょうね。