TBSの「ざっくりマンデー」で、国のトップである「首相」と「大統領」の違いについての放送がありました。
けっこう盲点ですね。「首相」と「大統領」の違いって。
説明できる人って、意外と少ないと思います。
また、「首相」と「大統領」の年収ってどのくらいなんでしょうか?
「首相」と「大統領」の違いは、「選ばれ方」にあるそうです。
国民全員から選ばれるのが大統領、国会議員が選ぶのが首相。
つまり、大統領は国民が直接投票して選び、首相は議会が選ぶというわけです。
先日のオバマさんが当選したアメリカ大統領選は日本の首相選びに比べて段違いに盛り上がりましたが、これも国民が直接投票するから盛り上がるんですね。
国民の参加意識が違います。
トップが首相の国
日本、イタリア、カナダ、ドイツ、イギリスなど
トップが大統領の国
アメリカ、ロシア、フランスなど
イタリアやドイツでは、大統領と首相が両方いるそうです。
この場合、実質的に国の政治を動かしているのは首相。ただし、フランスのサルコジ大統領のように大統領が外交を担当している国もあるとのこと。
また、1人の人が大統領と首相の両方を兼ねることを「総理大臣」の「総」と「大統領」の「統」を合わせて「総統」と言うそうです。
歴史上、総統となって有名なのはドイツのアドルフ・ヒトラーがいます。
では、首相と大統領の年収はどのくらいなのでしょうか?
結論から言うと、ロシアを除いて、だいたい4000万円前後ということ。
首相・大統領の年収
大統領
アメリカ:約4700万円
フランス:約3800万円
ロシア :約670万円
首相
日本 :約4000万円
イギリス:約4000万円
ドイツ :約3300万円
カナダ :約3100万円
ロシアの大統領の年収が少ない理由は、ゲストで出演していた経済学者・エコノミストの斎藤精一郎さん曰わく、「ロシアは元々社会主義の国なので、平等ということを建前にして、国民に遠慮していたからという面があるのかもしれない。」とのこと。
一国のトップの年収が4000万円前後というのは、高いのか低いのか分かりませんが、首相や大統領になった人は、辞めてからも人前で話すこと、つまり講演会などで膨大な収入が見込めるそうです。
たとえば、イギリスのサッチャー元首相、アメリカのクリントン元大統領、ロシアのゴルバチョフ元大統領クラスになると、日本に来てちょっと講演をすると、講演会のギャラは1回平均1000万円〜2000万円にもなるとのこと。
ハンパじゃないですね。数時間話して、1000万円ですか。。
やはり、一国のトップとして国を率いてきたブランドってすごい価値になるんでしょうね。
そういえば、2007年11月に「ブレア前英首相の講演料は20分で5600万円」という記事を書きました。
中国で20分ほど講演しただけで50万ドル(1ドル100円計算だと5000万円)もの報酬を得たというニュースです。
ここまでいくと、ある意味バブルですね。。