高校2年生の林拓人さん、5カ月で5つのプログラム言語を習得

以前、「18歳天才プログラマー、上野康平さん」という記事で、10代の天才プログラマー上野康平さんを取り上げましたが、今回はさらに若い高校2年生の林拓人さんを取り上げようと思います。

@IT自分戦略研究所の「Cyanを設計した高校生、5カ月で5つの言語を習得」という記事によると、高校2年生の林拓人さんはたったの5カ月で5つのプログラム言語を習得したそうです。

林拓人さん
高校2年生とは思えない程、落ち着いた顔立ちの林拓人さん


僕は今はプログラムを書いてはいませんが、基本的にプログラムってすごいクリエイティブで面白い作業だと思っています。

プログラム言語と呼んでいいのか分かりませんが、僕はFlashのActionScriptでゲームをいくつか作ったことがあります。

2001年に行われたインターネット博覧会(インパク)でソニーが出品した「魚釣りゲーム」が始めてのゲーム制作でした。

ゲームなんて作ったことなかったのですが、プロデューサーから「時間かかってもいいから、赤字になってもいいから良い物作れ!」という指令の下、アメリカのアマゾンでFlashゲームの本を購入し、必死に勉強して作り上げました。

その時に、「プログラムってなんて面白いんだ!」と思ったんですよね。

だから、天才プログラマーとか非常に興味があります。

というわけで、高校2年生という若さで、5ヶ月で5つのプログラム言語を習得した林拓人さんのインタービューで気になったところをピックアップしてみたいと思います。

・プログラミング言語に初めて触れたのは中学3年の夏休み。帰宅部で暇だったから。

・理数系科目は好きだけど、比較的得意な科目は国語

・日本語プログラミング言語TTSneoが最初のプログラム。「これだったら自分でもできそうだと思った」

・その後、ゲームを作るHSPを勉強

・その後、C言語をやろうとして、C++でオブジェクト指向をかじった

・中学3年の冬にプログラミング言語の処理系の作り方を知った

・処理系の作り方は、『いまどきのプログラミング言語の作り方』という本で勉強

・Cは文法だけ眺めて止めにした。「これでプログラムは作れないかな」と思った。低水準過ぎる気がした。

・中学3年の冬休み(1月)にC++を勉強。

・その後、プロトタイプベースのオブジェクト指向とJavaを学ぶ

・中3の8月から1月の5カ月でTTSneo、HSP、C、C++、Javaの5つの言語を学ぶ。

・Javaを勉強した後、RubyやPerl、Pythonの文法が面白くて眺めてた。

・高校1年の時に、まつもとゆきひろさんのブログでLispやHaskellが紹介されているのを見て、関数型やLispを勉強しようと思った

・Lispは「xyzzy Lisp Programming」というサイトで勉強

・Lispを勉強したあと、高校2年の春、自身でプログラミング言語Cyanを作り上げる

・Cyanの開発言語はC#

・Cyanをローマ字読みするとシアン。「思案」「試案」「私案」

・開発は家族の共用パソコン(デスクトップ型 Windows Vista、プログラミング環境はUbuntu)

・リビングで家族がテレビを観ているところで開発している

・自分のノートパソコンはWindows NTなので開発できない

・プログラミングで行き詰ったときは、家の中をうろうろしながらブツブツつぶやいて考える

以上が林拓人さんのインタビューで僕が気になった箇所ですが、インタビューをした東京大学 教授の竹内郁雄さんも非常に良いことを言っているですね。奥が深いというか。

というわけで、竹内郁雄さんの名言もピックアップ。

・国語ができる(=日本語できちんとした文章が書ける)人じゃないとプログラムは書けない

・本当にすごいプログラマは国語ができる人が多い

・文系っぽい人が計算機に目覚めたときは怖い。恐ろしい力を発揮する。

・オブジェクト指向は入門教育が大変

・プロトタイプベースは、職業プログラマに対しては必ずしもお薦めしない

・Webなんてわざわざ勉強しない方がいい。上層レベルのプログラミングは軽く、奥底がない。マッシュアップのように、うわべのところで混ぜたり並べ替えたりするのはまさにそう。何か地面に足を着けてる感じがしないから、私はどうも面白くない。

・いまのコンピュータを生かすためにはどういうプログラミング言語が必要かと、コンピュータをどうすれば人間に分かりやすい言語で実行できるか

・見聞を広げる意味であえてコンピュータと密接に関係しないことを勉強した方がいい。経済学でも心理学でも何でもいい。

・どこかで誰かがいろいろいってくるかもしれないし、悪知恵が付いてくるかもしれないけど、自分が面白いと思ったことをやること

竹内郁雄さんの視点は渋いですよ。