電通、広告費削減と保有株式下落で創業期以来の赤字決算

読売新聞『電通、創業期以来の赤字決算…広告費減に保有株式下落も』より

電通が11日発表した2009年3月期連結決算は、広告費の落ち込みなどを受け、税引き後利益が204億円の赤字(前期は362億円の黒字)となった。

単体決算を含めても1901、02年度の創業期以来の赤字決算となった。

5月11日に電通が発表した決算報告によると、電通の2009年3月期連結決算は創業以来の赤字になりました。

主要な原因は、広告費削減と保有株式下落ということです。


2009年5月11日に電通が発表した「平成21年3月期連結決算」(PDFファイルへのリンク)によると、電通の当期の業績は以下の通りです。

売上高:
1兆8871億7000万円(前期比:8.3%減)

売上総利益:
3144億7400万円(前期比:8.9%減)

営業利益:
431億8400万円(前期比:23.1%減)

経常利益:
533億6300万円(前期比:21.5%減)

保有株式の下落:
511億1600万円

この結果、当期純損失は204億5300万円ということです。

ちなみに、前期は362億4600万円の純利益でしたから、前期に比べて556億9900万円も利益が減ったんですね。

これにより、電通は今年6月の役員賞与を不支給にすることにしたそうです。

不況になると、企業は広告費から削減しますが、電通などの大手代理店はインターネットの影響力が強くなればなるほど、広告費は減っていきますからね。

検索連動型広告もコンテンツマッチ広告も電通や博報堂といった大手広告代理店の主戦場ではないです。

だから、不況だけが原因ではないんですよね。

あとは、今の時代は個人でもメディアさえ持っていれば、広告費を大なり小なり稼ぐことができる時代です。

そうなると、大手広告代理店のライバルとして個人が入ってくることも容易に想像できます。

1人1人の広告による利益は少なくても、「塵も積もれば山となる」で、ボクシングのボディーブローのように徐々に効いてくることでしょう。

当ブログでは過去の日本の広告費についての記事も書いています。

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