2009年12月〜2010年7月、アメリカの検索エンジンシェア(棒グラフあり)

先日、日本のヤフーはグーグルの検索エンジンを年内に採用すると発表しましたが、あれからマイクロソフトが独禁法を持ち出してクレームを付けています。今後の展開に注目です。

そんな中、アメリカとカナダではYahoo!検索がMicrosoftの検索プラットフォーム「Bing」に移行したことを8月24日、米ヤフーが発表しました。

Yahoo! Transitions Organic Search Back-End to Microsoft Platform

Yahoo! began transitioning certain back-end functions for Yahoo! Search over to Microsoft’s search platform. Well, I am proud to announce that the transition of organic search between Yahoo! and Microsoft is complete

また、米マイクロソフトもプラットフォーム移行の完了を報告しています。

Exciting News From Bing And Yahoo!

Today I am happy to share that Bing is powering Yahoo!’s search results in the US and Canada (English only for now, the other languages will come in the weeks and months ahead).

ということで、アメリカの検索エンジン市場では、今後はGoogle vs Microsoftの2社対決ということになります。

そこで、まだYahoo!が自社で検索エンジンを開発していた2009年12月から2010年7月までの8ヶ月間のアメリカの検索エンジンシェアをまとめてみようと思います。

データはcomscoreで発表されているものを採用しました。

2009年12月〜2010年7月、アメリカの検索エンジンシェア

棒グラフ

Google Yahoo! Microsoft Ask AOL
2009年12月 65.7% 17.3% 10.7% 3.7% 2.6%
2010年1月 65.4% 17.0% 11.3% 3.8% 2.5%
2010年2月 65.5% 16.8% 11.5% 3.7% 2.5%
2010年3月 65.1% 16.9% 11.7% 3.8% 2.5%
2010年4月 64.4% 17.7% 11.8% 3.7% 2.4%
2010年5月 63.7% 18.3% 12.1% 3.6% 2.3%
2010年6月 62.6% 18.9% 12.7% 3.6% 2.2%
2010年7月 65.8% 17.1% 11.0% 3.8% 2.3%

こうやってみると分かりますが、Bingが登場してからも検索エンジンシェアはほとんど変わっていないことが分かります。

Googleは2009年12月に65%台のシェアがありますが、2010年6月まで少しずつシェアを落とし62%台まで落ちました。

しかし、2010年7月にはまた65%台に戻しています。

携帯電話のナンバーポータビリティの時に、携帯電話会社のシェアがほとんど変わりませんでしたが、基本的に成熟市場ではシェアってほとんど変わらないんですよね。

そういう意味では、検索エンジンはすでに成熟市場ということです。

つまり、今後、次の舞台に行くべく、なんらかの新しい形に急激に変化することが予想されます。

まぁ、Googleからしてみれば、検索市場という意味ではYahoo!もMicrosoftも実はライバルではないんですね。

Googleがライバル視しているのはfacebookやtwitterといったソーシャルメディアです。

だから今後は「検索エンジン vs ソーシャルメディア」という争いが起こると僕は思っています。

こうなると、結果的に検索エンジンが今までとは違う進化の仕方をすることは容易に想像できます。

少なくとも、被リンクによるリンクポピュラリティとは違った形になると思います。

もっとリアルの人間関係と同じような評価の仕方になってくると思っています。

いずれにせよ、検索エンジンが今後どのように進化していくのか個人的にはすごく楽しみです。