通販会社がカタログ通販からネット通販へ移行、ネット通販のメリットとは?

日経によると、千趣会(ベルメゾン)やセシール、ディノス、ニッセンなどの通販各社がカタログ通販からネット通販への顧客の誘導を急いでいるということ。

iPadの登場で、紙の本から電子書籍への移行が加速するといわれていますが、通販の世界でもカタログという紙からネットという電子の世界が加速しているようです。


千趣会(ベルメゾン)は9月に配布する夏物セールの通販カタログで掲載品目数を昨年より700点ほど減らす一方、ネット通販では対象品目を増やす予定。

また、千趣会は今年、ネット限定商品の売上高を40%増やす計画。

カタログ通販の顧客に対してネットへの乗り換えを誘うため、カタログの誌面でネット限定商品の紹介もはじめているとか。

セシールでは、カタログでは100円1ポイントのポイント付与を、ネット通販では2ポイント与えることによって、カタログ通販からネット通販への誘導を計画。

ディノスではネット限定でカタログより10〜75%安い特売を開始。

ニッセンはiPad向けに通販カタログの配信を開始。

このように、通販各社がネット通販に力を入れる背景には、従来のカタログ通販の業績低迷があるようです。

日本通信販売協会(JADMA)によると、2008年のカタログ通販の売上高は約1兆円で、2000年に比べると市場は22%も縮小。

カタログ通販にはないネット通販のメリットには以下のものがあります。

・印刷コストがかからない。
・配送コストがかからない。
・電話受注のコールセンターの運営費用がかからない。
・更新が簡単。
・在庫の管理がしやすい。
・期間限定セールを行いやすい。

ネット通販はカタログ通販に比べて「低コスト」で「柔軟性に富む運営」ができるというメリットがあるようですね。

ちなみに、ニッセンやセシールなどの売上高販管費比率は50%前後だけど、ヤフーやネットプライスなどのネット通販企業は30%台にとどまるそうです。

その分、ネット通販企業は利益率が高くなるということですね。

野村総合研究所によると、ネット通販市場は2014年には12兆円規模になると予測しており、将来的にはカタログ通販から撤退し、ネット専業に転換する通販会社も出てくることが予想されるそうです。

まぁ、これは当然の流れですね。