Amazonマーケットプレイス、書籍の送料を340円から250円に値下げ

一昨日、Amazon(アマゾン)で絶版の本を中古本で買った時にはじめて気付いたのですが、中古本の送料が340円から250円に値下げされたんですね。

調べてみると、

◆2010年8月30日まで
書籍の送料:340円
書籍のカテゴリー成約料:80円

◆2010年8月31日から
書籍の送料:250円
書籍のカテゴリー成約料:60円

ということです。

ここでふと思ったのが、「Amazon(アマゾン)で1円で本を売る中古本業者が減るな」ということです。


というのも、「なぜAmazon(アマゾン)で1円で本を売っても商売が成り立つのか?」を知れば、その仕組みは分かります。

それは、「アマゾンからもらえる340円という送料」が「実際の送料と手数料」よりも高かったからです。

このビジネスモデルの詳細は「アマゾンマーケットプレイスではなぜ1円で本を販売されているのか?」を読んで下さい。

ざっくり説明すると、今までは1円で本を販売しても、その本の厚さが1cm以内なら「送料が80円」なので、「100円の基本成約料」と「80円のカテゴリー成約料」といった手数料を足しても、81円利益が出ていたのです。

つまり、Amazonからは340円もらっているのに、実際の送料は80円しか払っていないということです。(本の厚さが1cm以内の場合)

送料を安くする方法についての詳細は「アマゾンマーケットプレイス(中古本販売)で送料をできるだけ安くする配送手段」をご覧ください。

本を1円で売った場合の入金と出金と利益

◆入ってくるお金
1円(販売額)+340円(送料)=341円

◆出て行くお金
80円(送料)+100円(基本成約料)+80円(カテゴリー成約料)=260円

◆利益は?
341円ー260円=81円

このように、厚さが1cm以内の本なら1円で販売しても81円の利益が出るんですね。

厚さ1cm以内の漫画を1000冊販売すれば、8万1000円の利益です。

1万冊販売すれば、81万円の利益です。

実際には梱包に使う封筒などの材料費も必要なので、もうちょっと利益は減りますが。

でも、儲かるですね。

まさに利ざやビジネスです。

「Amazonからもらえる送料340円」と「実際にかかる送料80円」の間の「260円という差額」に目をつけたビジネスですね。

でも、8月31日から中古本の送料が340円から250円に90円も値下げしたので、この利ざやビジネスが成り立たなくなります。

2010年8月31日以降の本を1円で売った場合の入金と出金と利益

◆入ってくるお金
1円(販売額)+250円(送料)=251円

◆出て行くお金
80円(送料)+100円(基本成約料)+60円(カテゴリー成約料)=240円

◆利益は?
251円ー240円=11円

利益が81円から11円に減るのです。

厚さ1cm以内の漫画を1000冊販売しても、1万1000円の利益しか出ません。

1万冊販売しても、11万円の利益です。

こうなると、それほど旨味を感じないので、Amazonマーケットプレイスで1円で本を売る業者が減ると思うワケです。

リアルの古本屋でAmazonマーケットプレイスを使って全国に販売している人って多いですよね、意外と。

そういった人たちにとって、今回の送料の値下げはかなりの痛手だと思います。

逆に、アマゾンで中古本を買う人にとっては、ありがたい値下げですね!

誰もが古本屋をネットで出店できる時代に!

ちなみに、大手書店にとって最大のライバルはブックオフ(BOOK OFF)だったりします。

というのも、新しく出版された本を読んだ人がブックオフ(BOOK OFF)に売る人が多いからです。

この現象が何を意味するかと言うと、本の発売日の数日後にブックオフ(BOOK OFF)に行けば、新しい本が定価よりも安く買えるということです。中には半額で買えることもあります。

書店で本を買うのではなく、時間差でブックオフ(BOOK OFF)に行って、ちょっと安く買うという消費行動をする人が意外と多いのです。

そして、このブックオフ(BOOK OFF)の最大のライバルが、Amazonマーケットプレイスです。

Amazonマーケットプレイスには業者だけでなく、個人でも古本屋を出店できます。

古本屋というと大げさかもしれませんが、不要になった本や雑誌やCDなどをAmazonマーケットプレイスで販売することができます。

つまり、個人でも誰でも、日本中に販売できる古本屋をネットで出店できる時代になったということです。

YouTubeの登場により、誰でも自分の放送局が持てるようになったように。

中には、ブックオフ(BOOK OFF)の105円コーナーの本で高く売れそうな本を買ってきて、Amazonマーケットプレイスで販売して、2年間でなんと1700万円も売り上げた人もいるくらいです。

大金持ちも驚いた105円という大金
大金持ちも驚いた105円という大金

↑この人が2年間で1700万円も売り上げた人です。かなり痛快で面白い本です。

モノを安く買ってきて、高く売る。

まさに商売の基本であり、利ざやビジネスです。本の場合は「せどり」と言うそうですが。

「せどり」を副業としてやっている人も多いみたいですね。