クーポン共同購入サイトのビジネスモデル、広告と考えれば安い!?

先日、NHKの「追跡!AtoZ」という番組で「急拡大!激安クーポンサイト」という番組がやっていました。

クーポン共同購入サイトの「光」と「闇」が特集されていて面白かったのですが、ここではクーポン共同購入サイトのビジネスモデルについてざっくりまとめておきたいと思います。

クーポン共同購入サイトの成り立ち

クーポン共同購入サイトは、

・クーポン運営会社
・出店を希望する店
・消費者

の3者で成り立っています。

そして、次のような過程でやりとりされます。

(1)消費者は店が発行したクーポンをクーポン共同購入サイトで購入し、クーポン運営会社に代金を支払う。

(2)クーポン運営会社は消費者にクーポンを発行。

(3)クーポン運営会社は代金の20〜50%を手数料として受け取り、残りの金額を店に渡す。

(4)消費者はクーポンを持って店に行き、割引価格でサービスを受ける。

ビジネスモデル

番組では、とあるアイスクリーム屋さんに営業するクーポン運営会社の営業マンと店長のやり取りが放送されていました。

クーポン運営会社が提案したのは、その店の看板商品のアイスクリーム(430円)を半額以下の200円で提供するクーポンプラン。

クーポンの発行枚数は店の規模を考えて700枚。

このケースでの店の収支は次の通り。

販売価格:200円
減価  :180円
ーーーーーーーーー
利益  :20円
手数料 :80円
ーーーーーーーーー
最終利益:ー60円

上記のように、1枚のクーポンを販売するごとに60円の赤字になります。

700枚販売すると合計42000円の赤字になってしまうのです。

当然ながら、店側からしてみると、赤字になると分かっているものにお金を払うのはイヤなもの。

しかし、ここでクーポン運営会社から次のような提案が。

かつて、このアイスクリーム店がチラシ広告を作った時の費用は3万円で、来店数は20人。

つまり、来客1人当たり1500円のコストがかかったという計算に。

一方、クーポン共同購入サイトを利用して集客すれば、42000円で700人の来客が見込める。

来客1人当たり60円のコストがかかったという計算に。

チラシ広告:来客1人当たり1500円のコスト
クーポン :来客1人当たり60円のコスト

つまり、クーポン運営会社としてみると、クーポン共同購入サイトの利用にかかるコストを広告費とみれば、すごく安い広告費になるということです。

チラシ広告よりクーポン共同購入サイトの方が効果的でしょ?というワケです。

そして、最初は赤字で集客しても、一度来てくれたお客さんがリピーターになれば、いずれはプラスになるという判断ができます。

クーポン共同購入サイトって、消費者からしてみると5万円のホテルが25000円で泊まれたりとかなりお得感がありますが、常連客からしてみると「いつもより混んでウザイな・・・」と思うでしょうね。

光があるところには、必ず影がついてまわります。

使い方によっては、マイナスになることもあるでしょうね。

クーポンビジネスといえば、この本がすごく面白く、勉強になります。

マクドナルドはなぜケータイで安売りを始めたのか? クーポン・オマケ・ゲームのビジネス戦略 (講談社BIZ)
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